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「メルディアグループ三栄建築設計住宅設計競技2018」 最優秀賞が決定!

「Design Your Life」をグループメッセージに掲げる、メルディアグループ 株式会社三栄建築設計(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:小池信三、以下三栄建築設計)は、設計コンペティション「メルディアグループ三栄建築設計住宅設計競技2018-阿佐ヶ谷計画-」の公開審査会を代官山ヒルサイドプラザにて2018年10月26日に開催し、各賞を選出いたしました。

▲公開審査会の様子

■本コンペティションについて
 今回のコンペティションは、「住宅とは、公共の芸術であるとともに、建築主の最大の夢のひとつである」という弊社の理念を実現するため、若手建築実務者の方々の瑞々しい感性を住宅設計に反映していただきたいという思いから2016年に行われました「三栄建築設計住宅設計競技-北沢住宅計画-」の第二弾として企画いたしました。
三栄建築設計は、本コンペティションの実施を通して、ますます活躍が期待される建築実務者の方々や建築を専攻する学生の方々の更なる飛躍の一助として、建築業界の発展に貢献するとともに、美しい街づくりに貢献することを目指しています。
 本コンペティションは実際の住宅建設予定地を対象に建築から一般販売を前提とした建築実務者を対象にしたA部門と、学生を対象にアイデアを募集するB部門の2部門からなります。
作品審査は両部門とも工学院大学教授・木下庸子氏と建築家・川辺直哉氏をメイン審査委員としてお招きし、社内審査委員とともに行っております。応募数はA部門69作品・B部門20作品とたくさんの内容の濃い作品が集まりました。

■各部門の入賞者 ※敬称略
《A部門》
◇最優秀賞「ニセカイジュウタク」横井 創馬(株式会社横井創馬建築設計事務所)・佐瀬 和穂(フリーランス)・大沢美幸(フリーランス)
◇審査委員賞(木下賞)「余白のある阿佐ヶ谷の暮らし」牛島 隆敬(牛島隆敬建築設計事務所)
◇審査委員賞(川辺賞)「ロジビラキのイエ」宮本 久美子(302アーキ)・寺嶋 利治(名古屋市立大学 芸術工学研究科)
◇佳作「サンクチハウス」丸山 裕貴(勝亦・丸山建築計画事務所)・勝亦 優祐(株式会社勝亦丸山建築計画)・貫井 総子(貫井堂)
◇佳作「路地を抱く家」森下大右(フリーランス)・佐藤 博迪(フリーランス)・洲脇 純平(フリーランス)
《B部門》
◇最優秀賞「通られ道の覆い方」池田 章人・西丸 健(芝浦工業大学大学院)
◇審査委員賞「大きさの変わる家」大坪 元気(芝浦工業大学大学院)
◇審査委員賞「地面に溢れ出す個性と、上でつながる家族の輪~都市で暮らす新しい家族の在り方~」
加藤 麻帆・物井 由香(横浜国立大学大学院 Y-GSA)
◇佳作「『暮らし』と共に変わってゆくダンスホールのある家」小川 直人(工学院大学大学院)・廣川 大樹(工学院大学)
◇佳作「家to庭」 塚本 琢也(宇都宮大学大学院)
◇選外佳作 「暮らしの断片化」山口 大輝(京都工芸繊維大学大学院)
◇選外佳作 「中心のない家」森山 広崇(滋賀県立大学)
◇選外佳作 「箱が漂う家」長田 拓也(京都府立大学大学院)・藤原 悠(京都府立大学)
◇選外佳作 「集う家」上村 哲也(大同大学)
◇選外佳作 「NOTCH HOUSE~環境に切り欠く住宅のかたち~」高橋明久(工学院大学)・山本剛大(法政大学大学院)

■審査委員の講評
[審査委員長 建築家・工学院大学教授 木下庸子氏]
間口約6メートル、奥行き10数メートルという典型的な都市型の敷地であったことが、都市型住宅のプロトタイプともいえる数多くの応募提案につながった。中央線沿線添い、西側に裏の建物へ通じる路地があるといったこの土地特有の条件にどう答えるかが、本設計競技に対する提案者の腕の見せどころとなった。この課題に対し、最終選考に残った5案はそれぞれが独自の設計解を追求した提案であったが、細長い敷地に置かれる住宅のヴォリュームを縦割りとするか、横割りとするかで体系的には大別された。なかには旗竿型の連鎖空間とした特徴的な案もあった。いずれの案もライフスタイルにもライフステージにもフレキシブルに対応可能な都市住宅という要求には的確に答えていた。都市とのかかわり方は、前面道路と路地においてそれぞれが違った解釈で魅力的に展開されていた。
[審査委員 建築家 川辺直哉氏]
課題として採用された敷地は、住宅地としては決して特殊な条件ではなかったが、前面道路に加え、2面路地が接していることが応募作品に影響を与えたと思われる。住宅を単体の設計対象と捉えず、敷地周囲の環境とどのように関係を構築するかを提案の根拠にしていた作品が多かった。最終審査に残った提案はいずれもコンセプトが明快で完成度も高かったが、最終的に提案される住宅の居住環境の豊かさにまで、コンセプトが展開できるかが順位を分けた。住宅というフィルターを通して、若い設計者たちが建築とどのように向き合いながら仕事をしているのかを垣間見ることができ、私自身も住宅設計に対して改めて考える機会を与えてもらった。今回のコンペに関わった全ての皆様に感謝すると共に、最優秀案の実現を楽しみにしたい。

【当リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社 三栄建築設計 管理本部 経営企画部 広報室 榎本・大野
電話:03-5381-3213 FAX:03-5381-3204 メール:prd@meldia.co.jp

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