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戸建住宅・研究施設の2作品で「グッドデザイン賞」を受賞 戸建住宅「ニセカイジュウタク」が三栄建築設計初の「グッドデザイン・ベスト100」に選出

「Design Your Life」をグループメッセージに掲げる、メルディアグループ 株式会社三栄建築設計(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:小池信三、以下「当社」)は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2021年度グッドデザイン賞において、三栄建築設計住宅設計競技(※)で最優秀賞を獲得した「ニセカイジュウタク」と、北九州市立大学と産学協同の為建設した「メルディア高機能木材研究所」の2作品がグッドデザイン賞を受賞したことをお知らせいたします。
なお「ニセカイジュウタク」は今回、三栄建築設計として初の「グッドデザイン・ベスト100」に選出され、10/20~11/21開催のGOOD DESIGN SHOW2021に展示されます。

GOOD DESIGN SHOW2021:http://promo.g-mark.org/

(※)三栄建築設計住宅設計競技とは、活躍が期待される建築実務者の方々や建築を専攻する学生の方々の更なる飛躍の一助になって、建築業界の発展に貢献するとともに、美しい街づくりに貢献するために当社が独自に行っている設計コンペです。現在3回目となる「松原住宅計画」(https://kenchiku.co.jp/sanei/)を開催しております。

当社は「同じ家は、つくらない。」というポリシーのもと、社会的芸術性と個人的生活空間のプロデューサーとして、「その土地に最も暮らしやすい住宅をつくること」に尽力し、規格化された分譲住宅とは異なる、常に一から間取りを考え、またその街並みに調和するデザインを考えた住宅づくり・街づくりを続けております。
今後も当社は外観デザインのみの美しさに留まらず、その土地に住まうご家族のライフスタイルを想いながら家づくり・街づくりを行ってまいります。

■「ニセカイジュウタク」の特長

敷地はかつて商店街だった通りに面し、 周辺には奥の住宅街に入り込む小道が通っています。そこに庇(ひさし)と土間による「パーゴラ」(日陰棚)を廻し、周辺地域との距離と関係に応答する場の創出を考えました。前面側と小道側に2つ玄関を持ち、それらを繋げるようにひとつながりの部屋の連続が中央の「塔」のボリュームを取り巻く様に立体的に登って、降りてきます。ほぼすべての扉は施錠が可能となっていて、空間を簡単に分節することができます。
室内は準防火地域3階建てでありながら、日本民家の真壁を許容する告示を利用し「木のグリッド」を構成し、そこに引掛けるようにフロアを配しています。部屋同士を移動する際には必ず吹抜けや階段を通るため、密実な計画に見えて部屋同士の距離を遠くに感じさせます。1階の土間は縁側や半地下を作り出し、木のグリッドの合間を様々な形の階段が横断します。それらはツリーハウスに住むように様々な空間を生み出しています。

<審査委員の評価コメント>

「ニセカイジュウタク」というネーミングが象徴するように、ここでは一般的な二世帯という設定を超え、様々な状況に応じて必要となる二つの領域の関係性として住宅を捉え直し、新しい空間のあり方を提示しているところが新鮮である。一つの家庭内においても、夫婦が別々の時間を必要とする、子供の成長に応じてまた別の領域が必要になるなど、「ニセカイ」が必要な状況はいくつも想定しうる。その二つの領域が自在に展開できる空間構成も巧みであり、これからの住宅の一つのモデルにもなりそうだ。大手設計会社と建築家とのコラボレーションという体制も、今後の展開に期待したい取り組みである。

「ニセカイジュウタク」グッドデザイン賞ページ:https://www.g-mark.org/award/describe/52440

建築家・横井創馬建築設計事務所:https://soyo-a.com/

■「メルディア高機能木材研究所」の特長

木材であるCLT(※)を外壁に使うことで断熱性能を向上させ、開発·研究施設としての居住性を高めています。
CROSS LAMINATED TIMBERの名前が示す通り、板材の軸方向と軸と直交方向の両方向に圧縮力・引張力を負担させることができることを踏まえ折板構造とし、十分な剛性と平均幅7.5m高さ7.5mの大空間を確保できました。これにより、研究・実験に必要な大型機材の設置が可能となります。極薄CLTを折板構造にすることで建物全体を軽量化し、工期を短縮してコストも抑えました。結果として壁と屋根の全てが制作寸法最大かつ、最小板厚を使ったCLT折板構造という日本初の試みとなり、その構造的特徴が建築の外観や内部空間のデザインの独自性に寄与しました。

(※)CLTとは、Cross Laminated Timber(クロス・ラミネイティド・ティンバー)の略称で、 木材を縦と横に交互に重ねた分厚いパネルのことです。

<審査委員の評価コメント>

現在、CLTを用いたデザインの事例は増え、必ずしもめずらしくはない。が、ここでは明快な問題設定をCLTに導入することで、ユニークな建築を実現している。すなわち、作品タイトルに示されたように、壁と屋根がすべて折板構造になっていること、また最大寸法と最小板厚にすること。論理的に設計された建築ならではの明快さが、気持ち良い空間を生む。これは企業が共同し、大学において実験的につくられた空間だが、今度は実際にどのように使えるのか、というプログラムの挑戦も期待したい。

「メルディア高機能木材研究所」グッドデザイン賞:https://www.g-mark.org/award/describe/52655?token=lfXRzxKWrA

■グッドデザイン賞とは

グッドデザイン賞は1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」を母体とし、1988年より財団法人日本産業デザイン振興会(現公益財団法人日本デザイン振興会)の主催事業として運営されています。
製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまく、かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を日本で唯一総合的なデザイン評価・推奨をおこなう制度です。
また「グッドデザイン賞・ベスト100」は「グッドデザイン賞」受賞作品の中でも特に高い評価を得た100作品に贈られる賞です。

【グッドデザイン賞公式サイト】https://www.g-mark.org/

■三栄建築設計とは

当社は、住宅とは公共の芸術であるとともに、建築主の人生における最大の夢の1つだと考えております。
当社の家づくりは、物件ごとに仕入れ・販売・設計・工事の各担当者が集まり、プロジェクトチームをつくります。全員で現地を確認しそれぞれがその場所を直に感じ、未来の住まい手のライフスタイルをチーム一丸となって、思い描き家づくりを行っています。
当社は「同じ家は、つくらない。」のポリシーのもと、社会的芸術性と個人的生活空間のプロデューサーとして、分譲住宅ひいては美しい街並みをつくり続けています。

■会社概要

会社名 株式会社三栄建築設計(コード番号:3228 東証一部上場)
代表者 代表取締役社長 小池信三
本社所在 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル32F
事業内容 戸建分譲事業、注文住宅・請負事業、賃貸収入事業

【当リリースに関するお問い合わせ先】
メルディアグループ 株式会社 三栄建築設計
経営企画本部 広報課 菊谷・髙橋
電話:03-5381-3213 FAX:03-5381-3208 メール:prd@meldia.co.jp

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