1. ホーム
  2. ニュース
  3. 「開放的な吹き抜けを実現する火打ちレス金物 」が グッドデザイン賞2019受賞
リリース

「開放的な吹き抜けを実現する火打ちレス金物 」が グッドデザイン賞2019受賞

「Design Your Life」をグループメッセージに掲げる、メルディアグループ 株式会社三栄建築設計(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:小池信三、以下三栄建築設計)が株式会社タツミ(本社新潟県見附市、代表取締役社長:山口紳一郎、以下タツミ)と共同で開発した「開放的な吹き抜けを実現する火打ちレス金物」が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2019年度グッドデザイン賞」において、「グッドデザイン賞」を受賞いたしました。


▲「火打ちレス金物」写真

■ 都市型住宅の採光をより確保することができる火打ちレス金物
地価の高騰により土地は細分化され、狭小住宅(都市型住宅)の供給は年々増えてきています。限られた敷地の中で最大限の空間と採光を確保するため、都市型木造在来工法の住宅において吹き抜けは必要不可欠です。
しかし構造計算を省略する場合、吹き抜けには必ず火打ち材が必要となります。その火打ち材は時として採光を遮り埃溜まりとなり、限られた空間を圧迫してしまいます。
そのような背景の中、火打ちレス金物は空間に斜め材(火打ち)を露出せずに水平耐力を維持できる、他に類を見ない事例となります。

■ 梁を上下で挟み込むことで実現した強度
吹抜け等を設ける際、水平耐力を木造在来工法で確保するうえで斜め材は構造耐力上有効に力を発揮しますが、空間に露出してしまいます。そこで梁をプレート金物で挟み込み、さらに外付けホールダウン金物等で強度を強化。これにより火打ち材を空間に露出せず、尚且つ従来の木製火打ち材を上回る強度で吹き抜けを設けることが出来ます。

■ デザインを実現して得られた成果
一般的な木造住宅は勿論のこと、狭小住宅とあれば限られた空間内でどれだけ解放感や採光を確保できるかが大きな課題となってくる為、吹き抜けは必要不可欠な要素です。しかし木造在来工法の場合吹抜けを設けると火打ちが必須となり、空間を圧迫するだけでなく窓の開閉や照明計画に干渉してしまうなど様々な支障をきたしてしまう可能性があります。
火打ち材を無くす事で、部分的な吹抜けから広範囲の吹抜けまで、様々なシチュエーションでもより開放感あふれる豊かな住居空間を演出することが出来るようになります。火打ちレス金物はシンプルで美しい空間を実現する意匠性と、建物の安全性を確保する構造耐力を両立できる斜め材に代わる唯一の金物です。

【審査員の評価】
在来木造住宅では、水平構面の隅には火打ち材を入れてその剛性を高めているため、吹き抜けではそれらが露出してしまうことが少なくない。本製品は、直行する梁に鋼製のL字プレートを取り付けることで火打ち材を排することに成功している。プレートそのもののデザインというより、プレートがすっきりとした吹き抜け空間のデザインに寄与するという「黒子」の役割を評価したい。

グッドデザイン賞のサイトはこちら

【当リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社 三栄建築設計 管理本部 経営企画部 広報室 榎本・大野
電話:03-5381-3213 FAX:03-5381-3208
メール:prd@meldia.co.jp

share

  • X
  • facebook
  • line